英ポンド週間見通し:下げ渋りか、経済制限措置緩和への期待残る

通貨
2021年7月3日 14時36分

■弱含み、早期利上げの可能性低下

今週のポンド・円は弱含み。7月下旬に都市封鎖措置(ロックダウン)は全面的に解除される可能性があることから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。しかしながら、ベイリー英中央銀行総裁が「一時的なインフレ高進に過剰反応すべきではない」との見方を示したことから、リスク選好的なポンド買い・円売りは拡大せず、週後半のポンド・円は主に153円台後半で推移した。取引レンジ:152円62銭-154円23銭。

■下げ渋りか、経済制限措置緩和への期待残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)の政策委員が金融緩和策縮小に関して言及しており、ポンドは売りづらい展開となりそうだ。また、ジョンソン政権による制限解除への期待感も、ポンド買いを支援しよう。ただ、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大が警戒されており、リスク選好的なポンド買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

〇発表予定の英国主要経済指標・注目イベント

・9日:5月鉱工業生産(4月:前月比-1.3%)

予想レンジ:152円50銭-154円50銭

《FA》

提供:フィスコ

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