エスプール---2Qは2ケタ増収増益、第2四半期累計での売上・利益ともに過去最高を更新

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2021年7月5日 14時20分

エスプール<2471>は2日、2021年11月期第2四半期(20年12月-21年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.3%増の116.41億円、営業利益が同19.5%増の11.84億円、経常利益が同21.1%増の11.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.4%増の7.80億円となった。緊急事態宣言の影響を多少受けたものの、第2四半期累計での売上・利益ともに過去最高を更新した。

ビジネスソリューション事業の売上高は前年同期比30.8%増の34.58億円、営業利益は同18.9%増の8.80億円となった。障がい者雇用支援サービスは、2021年3月の法定雇用率の引き上げにより、企業の障がい者雇用に対する意識が一段と高まっており、設備販売の受注は引き続き好調に推移した。一方、農園の開設は、緊急事態宣言に起因した行政手続の遅延により、長久手農園の開設に遅れが生じた。その結果、設備販売の一部が第3四半期以降にずれ込むこととなったが、他の農園の販売を積み上げたことで大幅な増収を達成した。ロジスティクスアウトソーシングサービスは、主要顧客の売上回復と新規顧客の増加によって増収となったものの、低収益案件の発生や生産性の落ちこみにより、収益性が低下した。採用支援サービスは、緊急事態宣言の影響により飲食業の応募受付数が大きく落ち込んだが、コロナ禍においても採用が活発な業界を上手く取り込んだことで増収を達成した。

人材ソリューション事業の売上高は前年同期比14.9%増の82.05億円、営業利益は同18.4%増の9.31億円となった。主力のコールセンター業務は、主要顧客を中心にグループ型派遣が堅調に推移した。また、比較的新しい取引先の拡大も順調に進んでおり、売上の底上げにつながった。販売支援業務は、モバイル端末のキッティング業務がテレワーク普及を追い風に増加したものの、対面での販売業務は、緊急事態宣言再発出による店舗の時短営業や休業の影響が非常に大きく、減収となった。また、地域別では、コールセンターのスポット業務が集中した東京や大阪など大都市エリアにて高い伸びとなった。

2021年11月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.0%増の248.00億円、営業利益が同12.2%増の25.00億円、経常利益が同11.6%増の24.88億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.5%増の16.35億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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