東京株式(前引け)=反発、全般薄商いも売買代金上位の主力株高い
6日前引けの日経平均株価は前営業日比127円62銭高の2万8725円81銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億800万株、売買代金概算は8564億円。値上がり銘柄数は1313、対して値下がり銘柄数は687、変わらずは178銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株中心に幅広く買われ、日経平均は反発に転じた。前日の米国株市場が休場で手掛かり材料に事欠くなかも、欧州株高に追随する形でリスクを取る動きが優勢となった。新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感がくすぶるほか、8日と9日に集中するETFの分配金捻出に伴う売り圧力を懸念して上値は重かったが、売買代金上位を占める主力株が総じて買いを集め全体相場を支えている。ただ、売買代金は盛り上がらず、前引け時点で8500億円台にとどまっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も大きく上昇した。ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。ソニーグループ<6758>、村田製作所<6981>なども高い。ファインデックス<3649>が急騰、リニカル<2183>も大幅高。半面、マネックスグループ<8698>が大きく値を下げ、良品計画<7453>も売られた。富士通<6702>も冴えない。ペッパーフードサービス<3053>が大幅安、ネクステージ<3186>、ワイエイシイホールディングス<6298>なども下落した。