<マ-ケット日報> 2021年7月12日

市況
2021年7月12日 17時04分

週明けの市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発。終値は前週末比628円高の2万8569円だった。前週末の米国株が大きく上昇したことを受けて買い戻しが先行。米景気懸念が後退して寄り付きから500円近い上げ幅を示現した。5月の機械受注が事前予想を上回ったことや、安川電が通期予想を上方修正したことも国内面で買い安心感を誘っている。今日から東京が4度目の緊急事態宣言入りとなったが、慣れも出てきて材料視する向きは少なかった。

前週末の米国市場は長期金利の上昇が一転して景気回復を示唆するとしてダウ平均は大幅反発した。この日の米長期金利は5カ月ぶり低水準(1.25%)から上昇に転じ、懸念されていた景気回復鈍化が逆に回避されるとの見方が広がった。利ザヤ改善などで金融株が軒並み買われダウ平均は約1週間ぶりに最高値を更新している。このほかにも幅広く買いが入りS&P500種やナスダック指数も揃って最高値を更新。米国株は安定上昇基調を取り戻している。

さて、東京市場は先週の急落を打ち消すような反発を見せ目先の底打ち感を強めている。米国株の調整入りが回避されむしろ最高値を更新するような強さに東京市場は救われた格好だ。先週末に先物を売り込んでいた向きの買い戻しもあって、直近3日間の下げをほぼ埋めている。とりあえず2万7000円台半ばにおける下値の堅さは今回も確認でき、ある意味下値の安心感は得られている。(ストック・データバンク 編集部)

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