オン・セミコンダクターが決算受け大幅高　粗利益率は４０％前後見込む＝米国株個別

半導体のオン・セミコンダクター<ON>が商いを伴って大幅高。同社はデータ管理および電力管理向け半導体を提供する。　４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。第３四半期の見通しについても、１株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示している。下期の供給と売上高は徐々に伸びて行くことを見込んでいるようだ。

同社のエルコーリーＣＥＯは声明で「事業の継続的な構造改革で、持続可能なベースで力強い業績を報告できるようになるはずだ」と述べた。

アナリストからは、粗利益が第３四半期は４０％前後への力強い上昇を指摘し、前サイクルのピークを上回ったほか、売上高の見通しは予想を遥かに上回っていると高評価が聞かれた。

（４－６月・第２四半期）

・1株利益（調整後）：0.63ドル（予想：0.49ドル）

・売上高：16.7億ドル（予想：16.2億ドル）

・粗利益率（調整後）：38.4％（予想：36.8％）

・研究開発費：1.66億ドル

（７－９月・第３四半期見通し）

・1株利益（調整後）：0.68～0.80ドル（予想：0.51ドル）

・売上高：16.6～17.6億ドル（予想：16.1億ドル）

・粗利益率（調整後）：39～41％（予想：37.2％）

（NY時間10:47）

オン・セミコンダクター<ON>　44.55（+5.49　+14.04%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美