東洋紡は後場一段高、工業用フィルムとPCR検査試薬の拡大で今期業績を増額修正
東洋紡<3101>が後場一段高に買われている。午後1時に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算で、経常利益が前年同期比2.7倍の74億6800万円に急拡大したことが好材料視されているようだ。
液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」やセラミックコンデンサ用離型フィルム「コスモピール」が新ラインの本格稼働により販売を伸ばしたほか、PCR検査の需要増加を背景にPCR検査用原料や試薬の販売が拡大した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の220億円から240億円(前期比15.9%増)へ上方修正している。
最終更新日:2021年08月05日 15時02分