アクセル---1Q減収なるも、新規事業関連が増収
アクセル<6730>は6日、2022年3月期第1四半期(21年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.7%減の23.40億円、営業利益が同53.9%減の1.95億円、経常利益が同53.3%減の1.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同53.3%減の1.58億円となった。前年同期比較では減収減益となっているが、通期計画に対する進捗では売上高で24.4%、営業利益では43.3%と順調に推移している。また、LSI開発販売関連の受注残高は6,943百万円と非常に高い水準となっており、足元の受注動向は好調なようだ。
LSI開発販売関連の売上高は前年同期比9.9%減の22.34億円、セグメント利益は同32.3%増の4.59億円となった。パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは同約5.5万個減少となる約11.2万個の販売となった。メモリモジュール製品は前年同四半期を若干下回る販売となったものの、高単価製品の販売比率が上昇したことにより、同製品の売上高は増加した。
新規事業関連の売上高は前年同期比26.2%増の1.05億円、セグメント損失は1.12億円(前年前期は1.07億円の損失)となった。組み込み機器向け製品に加え、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、ミドルウェア、機械学習/AI領域が売上高の中心となっている。
2022年3月期通期の連結業績予想は売上高が96.00億円、営業利益が4.50億円、経常利益が5.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.40億円とする期初計画を据え置いている。
《EY》