ファンペップ---メドレックスと共同研究契約を締結
ファンペップ<4881>は13日、メドレックス<4586>と、マイクロニードル技術を用いた抗体誘導ペプチドの次世代製剤技術開発を目的として共同研究契約を締結したと発表。
マイクロニードルアレイは、生体分解性樹脂等から成る数百μmの微小針の集合体。注射しか投与手段のないペプチド医薬品やワクチン等の無痛経皮自己投与を可能にし、ワクチンや免疫性疾患においては従来の注射剤より高い免疫効果が期待される。
メドレックスのマイクロニードル技術は、鋭い針先と工夫された応力制御機構を持つアプリケータ(挿入器具)による「簡便で確実な投与」を特徴としている。
ファンペップが研究開発を進めている抗体誘導ペプチドは、患者の体内で抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するペプチドワクチン。化学合成で製造することが可能なため製造コストを抑制でき、投与後は患者の体内で免疫細胞が一定期間持続的に抗体を産生するため、薬剤投与間隔も長いことが期待される。
この共同研究では、現在は注射剤として開発を進めている抗体誘導ペプチドの次世代製剤技術として、マイクロニードルアレイを用いる可能性を検討するとのこと。
《NB》