ロウズが決算受け反発 通期見通しの上方修正を好感=米国株個別

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2021年8月18日 23時14分

ホームセンターのロウズ<LOW>が反発。5-7月期決算(第2四半期)を発表しており、既存店売上高は減収となったものの予想ほどではなく、1株利益、売上高とも予想を上回った。

通期の見通しについては、約920億ドルを見込んでおり、従来のポジティブシナリオに基づく予想である860億ドルから上方修正した。ただ、予想通りではある。自社株買いプログラムも発表しており、今年は90億ドル以上としている。

前日の同業のホームデポ<HD>の決算から悲観的な内容も見込まれ、前日のロウズ株は連れ安となっていた。しかし、それほどではなかったことから、きょうは買い戻しが活発に入っているようだ。

アナリストは「前日の同業のホームデポの決算で同社へのハードルは下がっていた。粗利益率への圧力が僅かにあるものの、上方修正された通期見通しは、恐れていたよりも良いことを証明している。上方修正された通期見通しは、健全な傾向を損なわずに売上高と利益に対する継続的なイニシアチブの進展を反映している」と指摘した。「12.2%の通期EBITマージンの予想が保守的と証明される可能性を信じる理由を見た」とも語った。

(4-6月・第2四半期)

・既存店売上高:-1.6%(予想:-1.9%)

・1株利益(調整後):4.25ドル(予想:4.01ドル)

・売上高:275.7億ドル(予想:268.8億ドル)

・粗利益率(調整後):33.8%(予想:33.8%)

・店舗数:1973店(予想:1972店)

(通期見通し)

・売上高:約920億ドル(従来:860億ドル)(予想:919億ドル)

・営業利益率:12.2%

(NY時間10:03)

ロウズ 198.54(+16.28 +8.93%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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