話題株ピックアップ【昼刊】:ファーマF、タカラバイオ、中古車関連

注目
2021年8月20日 11時40分

■ファーマフーズ <2929>  2,729円  +100 円 (+3.8%)  11:30現在

ファーマフーズ<2929>は大幅反発。東京証券取引所が20日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したと発表しており、売買の自由度が増すとの見方から買いが入っている。また、日本証券金融も20日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■ツルハホールディングス <3391>  14,200円  +460 円 (+3.4%)  11:30現在

ツルハホールディングス<3391>が反発している。19日の取引終了後、子会社ツルハがデリバリーサービスの「Wolt」による医薬品のデリバリーサービスを開始したと発表しており、これが好感されている。ツルハでは21年5月に「Wolt」と提携し、食料品をはじめとして洗剤・掃除用品、スキンケア用品などの日用品を注文から30分程度で届けるデリバリーサービスを導入したが、これに医薬品を追加する。なお、導入店舗はツルハドラッグ琴似駅東口店からスタートする。

■オークネット <3964>  1,855円  +56 円 (+3.1%)  11:30現在

オークネット<3964>が急反発し年初来高値を更新した。19日の取引終了後、医療従事者の教育における産学連携として、人工知能(AI)を活用して撮影しながらリアルタイムで動画内の特定の人物以外へ顔モザイクをかけるリアルタイムモザイク「LiveMasq(ライブマスク)」を日本医療大学に導入したと発表しており、これが好感されている。「LiveMasq」は、同社子会社オークネット・アイビーエスが開発した、撮影しながら特定の人物以外に顔モザイクをかけるiOSアプリ。ディープラーニングを活用した人物動画認識技術で、動画に映る複数の人物を自動トラッキングしてモザイク処理することで、個人情報を保護する。同大では、連携第1弾となるオンライン学内臨床実習教育を実施し、学生が教室にいながら臨床場面を見学、可能な限り通常の参加型に近いオンライン学内臨床実習教育を開始した。

■IDOM <7599>  975円  +28 円 (+3.0%)  11:30現在

IDOM<7599>、ネクステージ<3186>、グッドスピード<7676>など中古車関連株が軒並み買われる展開となっている。19日、トヨタ自動車<7203>が、半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大などによる影響から9月の世界生産を4割削減することを発表した。これまで新車の供給不足を背景に世界的に中古車需要が高まっていたが、今回のトヨタの発表を受けて、その流れが一段と強まるとの思惑が同関連銘柄への波状的な買いに発展している。

■タカラバイオ <4974>  3,040円  +59 円 (+2.0%)  11:30現在

タカラバイオ<4974>が続伸している。同社は19日、新型コロナウイルスのラムダ株などに特徴的なL452Q変異及びF490S変異を特異的に検出するリアルタイムPCR試薬の受注を開始したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。この試薬は、既に発売している変異検出用試薬シリーズと同様に、RNAを精製することなくダイレクトPCRが可能で、コアキット(PCR酵素ミックスと前処理試薬のセット)と組み合わせて使用。また、反応確認のための陽性コントロールも発売するとしている。

■日立物流 <9086>  4,450円  +75 円 (+1.7%)  11:30現在

日立物流<9086>が反発している。19日の取引終了後、9月3日付で自社株2069万9214株(発行済み株数の19.8%)を消却すると発表しており、これが好感されている。消却後の発行済み株数は8410万1714株となる予定だ。

■コタ <4923>  1,560円  +15 円 (+1.0%)  11:30現在

コタ<4923>が3日続伸している。19日の取引終了後、「育毛成分を効果的に毛乳頭に運ぶシステム」に関する特許権を取得したと発表しており、これが好感されている。同特許は、埼玉工業大学と共同研究していた技術で、今後の育毛剤開発に活用する予定という。なお、現時点で22年3月期業績への影響はないとしている。

■ソラスト <6197>  1,364円  +6 円 (+0.4%)  11:30現在

ソラスト<6197>は反発。19日の取引終了後に発表した7月度の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比86.7%増、デイサービスが同6.3%増となり、増加基調が続いていることが好感されている。また、施設系サービスは入居者数が同13.5%増となったほか、入居率も93.4%と高水準を維持した。なお、7月は4カ所を新規オープンし、総事業所数は637カ所となっている。

■出前館 <2484>  1,400円  -76 円 (-5.2%)  11:30現在

出前館<2484>が急落。19日の取引終了後、21年2月末の株主に対して実施したのを最後に株主優待制度を廃止すると発表しており、これが嫌気されている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,188円  -194 円 (-3.0%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>は続落。押し目買いと見切り売りが錯綜するなか、寄り直後は前日終値近辺でもみ合ったが、徐々に売りが優勢となっている。同社の株価と連動性が高いナスダック総合指数は前日に小幅ながら4日ぶりに反発し下げ止まる動きをみせたものの反応は限定的。直近、保有する米ドアダッシュ<DASH>の株式2400億円相当を売却したことが伝わったが、これも前向きに評価されていないようだ。中国政府のネット企業への規制強化を背景に、アリババ<BABA>をはじめ同関連株へ積極的に出資している同社株に逆風が強まっている状況で、また、米中摩擦が激化していることもネガティブ要因として意識されている。市場では「マーケットが期待する大規模な自社株買いやMBOに絡む思惑が出れば流れが変わるが、現状では信用買い残が積み上がるなか上値を買う気が起きにくい」(中堅証券ストラテジスト)という声が出ている。

■トヨタ自動車 <7203>  9,105円  -190 円 (-2.0%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>は強弱観対立のなか、前日終値近辺で売り買いを交錯させる状況にあるが、出足はやや売り優勢。前日19日の取引終盤に9月の世界生産を4割削減すると伝わったことを嫌気して急落、430円安と今年最大の下げ幅を記録した。ただ、同社は同日に9月の世界生産台数を従来計画していた90万台弱から50万台強に減産することを発表したが、21年度の生産計画として開示していた930万台は修正を行わず、22年3月期通期業績予想の変更もない。21年4~6月期に売上高が7兆9355億円(前年同期比73%増)、最終利益段階で8978億円(同5.7倍)と急拡大しており、その“貯金”が生きる形となる。会社側では第1四半期決算発表時に通期業績見通しの上方修正を行わなかったが、今回の減産を先に織り込んでいたという。株価は前日の急落は行き過ぎとの見方から、押し目を拾う動きが顕在化しているが、全体相場の先行き不透明感も強いなか、きょうは週末ということもあって積極的に上値を買う動きも限定的となっている。

■ランシステム <3326>  615円  +100 円 (+19.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

ランシステム<3326>がストップ高カイ気配。19日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想を発表。売上高が50億円(前期比1.7%増)、営業損益が5000万円の黒字に転換する見通しとなり、これを好感した買いが膨らんでいる。複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」のセルフ化・個室化へのリニューアルを継続し収益構造の改善を更に進めていくほか、引き続き新規事業の開発などに注力していく方針。なお、同時に発表した21年6月期決算は、売上高が49億1800万円(前の期比29.3%減)、営業損益が6億3300万円の赤字(前の期8300万円の赤字)だった。

■バンクオブイ <4393>  2,300円  +350 円 (+18.0%) 一時ストップ高   11:30現在

バンク・オブ・イノベーション<4393>が反発。きょう朝方、スマートフォン向け新作RPG「メメントモリ」の事前登録を開始したと発表しており、これが好感されているようだ。サービス開始日は未定としている。あわせて、21年9月期下期中の配信開始を予定していた王道ファンタジーRPG「幻獣契約クリプトラクト」の中国本土向け配信に関し、配信開始時期を未定に変更することを明らかにした。

■アクリート <4395>  1,797円  +71 円 (+4.1%)  11:30現在

アクリート<4395>がカイ気配で始まり急反発に転じている。株価は前週13日に1600円台を割り込んだが、そこをターニングポイントにリバウンドに転じ、きょうは5日移動平均線を足場に一段の上値追い局面にある。SMS配信代行サービス最大手でスマートフォン認証用の需要を追い風にコロナ禍でも増収増益基調に陰りがみられない。業容拡大にも前向きで、19日取引終了後に、SMS配信事業を展開するベトナムVietGuysの株式51.0%を取得し子会社化することを発表、これをポジティブ視する買いを引き寄せている。

■エクストリーム <6033>  1,111円  +39 円 (+3.6%)  11:30現在

エクストリーム<6033>が3日続伸となっている。同社は19日取引終了後に、パソコンゲームソフト開発などを手掛けるネクストン(大阪市北区)を持ち分法適用会社化すると発表しており、これが材料視されているようだ。取得株式数は60株(議決権所有割合は15%)で、株式譲渡実行日は8月31日を予定。同社はゲームパブリッシャーであるネクストンと資本的な関係性を構築することで、両社の知的財産の更なる有効活用や販路拡大などの相乗効果が期待できるとしている。

●ストップ高銘柄

インテM <7072>  1,690円  +300 円 (+21.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

オンリー <3376>  756円  +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

シンクレイヤ <1724>  854円  -300 円 (-26.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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