味の素は新値追い、国内有力証券が目標株価を3500円へ引き上げ
味の素<2802>は反発し、連日の年初来高値更新となっている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を2900円から3500円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。
同証券では同社について、高いコストマネジメント力と単価上昇の伴ったトップライン戦略が軌道に乗る海外調味料事業の安定成長に加えて、ハイエンドBtoB事業の成長加速により1ケタ後半の持続的利益成長が実現可能な食品メーカーであると指摘。22年3月期は想定以上の原材料コスト高を背景に加工用うま味調味料の利益予想を減額する一方、第1四半期で好スタートを切った海外調味料やヘルスケア部門の業績予想を増額し、事業利益予想を22年3月期で1160億円から1230億円へ、23年3月期で1240億円から1330億円へ引き上げている。