NY株式:NYダウ39ドル高、企業の好決算や回復期待が支援

市況
2021年8月26日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は39.24ドル高の35405.50ドル、ナスダックは22.06ポイント高の15041.86で取引を終了した。利益確定売りに寄り付き直後、下落。しかし、7月耐久財受注速報値が予想ほど落ち込まず、安心感が広がり上昇に転じた。製薬会社ファイザー・ビオンテックがブッスター接種の正式承認を目指した申請を当局に提出したとの報道で、回復期待に伴う買いが一段と強まり、終日、堅調に推移。ハイテクも引き続き強く、3日連続で史上最高値を更新して終了した。セクター別では、銀行や各種金融が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下落。

バイオのモデルナは同社製新型コロナワクチンを巡り、正式承認に向け食品薬品局(FDA)への申請手続きを完了したとの報道が好感され上昇。航空会社のデルタは、ワクチン無接種の従業員に対し、医療保険プランの保険料として毎月、200ドル徴収する計画を発表し、買われた。デジタル・ソリューションのプロバイダー、ウェスタンデジタル(WDC)は、日本のキオクシアとの200億ドル規模の合併に向けた交渉が進んだとの報道が好感され上昇。また、高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)やスポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズはそれぞれ好決算を発表し、買われた。

一方で、携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストが成長ペースの鈍化を警告したため、下落。百貨店のノードストーム(JWN)やビール会社のボストンビア(SAM)もアナリストの投資判断引き下げで売られた。

企業向けソフトウェアの開発に従事するセールスフォース(CRM)は取引終了後に第2四半期決算を発表。予想を上回る内容や通期収入予想を上方修正したことが好感され、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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