ズームビデオが決算受け大幅安 第3四半期のガイダンスが期待外れ=米国株個別

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2021年8月31日 22時53分

ズームビデオ<ZM>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第3四半期の1株利益のガイダンスが予想を下回ったほか、売上高も予想を若干上回る程度を見込んでいることに失望感を強めた模様。外出規制解除で職場での遠隔会議利用が減るにつれて、収益の大幅増を維持するのが難しくなるとの懸念が強まった。

今回の決算を受けてアナリストからも冴えない反応が出ているが、一部は強気な見方も出ている。「株価はそれほど下落するべきではない。成長が減速しても収益性は向上しており、実際、他のパンデミックの恩恵を受けた大手企業よりも回復力があることが証明されている」との指摘も聞かれた。

(5-7月・第2四半期)

・1株利益(調整後):1.36ドル(予想:1.16ドル)

・売上高:10.2億ドル(予想:9.9億ドル)

・FCF:4.55億ドル(予想:3.74億ドル)

・従業員10人以上の法人会員:50.49万件

・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:2278件

(8-10月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.07~1.08ドル(予想:1.08ドル)

・売上高:10.2億ドル(予想:10.1億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):4.75~4.79ドル(従来:4.56~4.61ドル)(予想:4.64ドル)

・売上高:40.1~40.2億ドル(従来:39.8~39.9億ドル)(予想:39.9億ドル)

(NY時間09:43)

ズームビデオ<ZM> 291.81(-55.69 -16.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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