<マ-ケット日報> 2021年9月2日

市況
2021年9月2日 16時28分

2日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比92円高の2万8543円だった。前日の米国株は主要指数が高安まちまちとなったが、ハイテク株の多いナスダック指数が反発したことから指数では日経平均中心の上昇に。序盤には175円高と上値を伸ばすなど最近の勢いそのままの動きとなった。買い一巡後はさすがに短期的な過熱感が意識され伸び悩んだが、足元の新型コロナの感染者数減少もあって地合いは好転しており、買い方有利の流れはしばらく続きそうである。

昨日の米国市場は鈍化した雇用関連指標を受けてダウ平均は小幅ながらも3日続落した。この日発表された8月の全米雇用リポートで雇用者数の伸びが事前予想を下回ったことが売り材料に。新型コロナの変異株(デルタ株)の感染拡大が雇用に響いたとの見方が多かった。一方、金融緩和の状態は当面続くとの認識で下値は極めて限定的。長期金利の低下を受けてハイテク株の多いナスダック指数は再び最高値を更新している。

さて、東京市場はこの日も米株安を跳ね返しての日経平均の上昇で、独自の出遅れ修正の動きが続いてる。首相から思い切った発言は出なくなったが、悪材料をかなり織り込んできただけに少ない出来高でも十分に株価水準を維持できよう。日経平均は2万8500円という心理的な節目に達したところで上げが鈍ったが、基調転換を果たしたばかりであり押し目買い基調はまだ続くものと思われる。(ストック・データバンク 編集部)

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