クーパ・ソフトウェアは好決算も軟調 見通しが保守的との評価=米国株個別

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2021年9月8日 23時45分

クーパ・ソフトウェア<COUP>が前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。サブスクリプション収入が好調だった。ガイダンスも公表しており、第3四半期、通期とも1株利益が予想外の黒字見通しを示している。売上高も予想を上回る見通しを示した。

アナリストからも高評価が相次ぎ、目標株価の引き上げが相次いだほか、ウォール街の最も強気な326ドルを維持する動きも見られた。今回の決算は力強い成長傾向を示しており、見通しについては保守的だとしている。パンデミック後の販売サイクルはまだ正常化の過程ではあるものの、同社の30%以上の長期複利成長プロファイルは変わっておらず、実際、その正当性に対する信頼も高まっているとの評価も聞かれた。

ただ、株価は寄り付きこそ上げて始まったものの、直ぐに下げに転じている。保守的な見通しは一時的にネガティブに反応するケースもあるとの指摘も出ている。一方で買いの機会を与えるとも述べている。

(5-7月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.26ドル(予想:-0.06ドル)

・売上高:1.79億ドル(予想:1.63億ドル)

サブスク:1.56億ドル(予想:1.43億ドル)

プロフェッショナル:0.23億ドル(予想:0.20億ドル)

・粗利益率(調整後):71.6%(予想:66.1%)

・FCF(調整後):3690万ドル(予想:4680万ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.01~0.03ドル(予想:-0.07ドル)

・売上高:1.77~1.78億ドル(予想:1.69億ドル)

サブスク:1.58~1.59億ドル(予想:1.49億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):0.27~0.29ドル(予想:-0.15ドル)

・売上高:7.06~7.08億ドル(予想:6.86億ドル)

(NY時間10:27)

クーパ・ソフトウエア<COUP> 259.79(-3.54 -1.34%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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