米国株見通し:上げ渋りか、金利高ならハイテク売り継続も

市況
2021年9月13日 14時49分

(14時40分現在)

S&P500先物      4,459.75(+1.50)

ナスダック100先物  15,427.75(-13.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

10日の取引で主要3指数は続落。ナスダックは2日連続でマイナスとなり、ダウは271ドル安の34607ドルと7月以来の安値圏に沈んだ。この日発表された生産者物価指数(PPI)の記録的な高水準を受け10年債利回りが上昇し、株式市場を圧迫。アップルなど主力のハイテク株が売られ、下げを主導した。一方、国内での新型コロナウィルス再拡大が警戒されるなか、金融機関などによる成長見通しの下方修正が売りを誘発した。

本日は上げ渋りか。これまで強気相場が続いたため調整売りが出やすい地合いに変わりはないが、足元の弱含みでいったん自律反発が見込まれる。ただ、市場で注目される明日の消費者物価指数(CPI)は、PPI同様に高水準と予想される。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け今後の引き締め観測は根強く、金利高に振れればハイテク株などへの売りは続くだろう。また、香港株の急反落で、アジア株安を嫌気した売りも想定したい。

《TY》

提供:フィスコ

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