<マ-ケット日報> 2021年9月17日

市況
2021年9月17日 16時30分

17日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比176円高の3万500円だった。直前2日間である程度押して(350円弱)いたため、この日は米株安にもかかわらず序盤から押し目買いが入ってきた。明日から3連休というにもかかわらず終盤までじわじわと買いが入る力強い展開。買い遅れた向きがまだ多く需給的に大崩れする要素は見当たらない。昨日に日経平均の下値を支えた10日移動平均線(3万259円)が当面の下値支持線となりそうだ。

昨日の米国市場は新型コロナ変異株拡大による景気減速懸念からダウ平均は反落した。朝方発表の8月の小売売上高が事前予想に反して上振れしたため序盤は消費関連が買われていたが、米景気回復の勢いが鈍っている印象までは拭えず徐々に相場は軟化した。上値の重さが実感されダウ平均は一時300ドル近く下げる場面も。しかし、金融緩和長期化観測もあり終盤は下げ渋り、下値はある程度守られているようでもある。

さて、東京市場は連休前の週末にもかかわらず底堅い1日に。米株安にはある程度耐性がついていて、依然として日本株独自の出遅れ感、割安感が有効に働いている。他には新型コロナ新規感染者数の減少が一段と進んでいることも近未来の展望を明るくさせているのだろう。値幅調整が昨日程度で終わったことで来週以降も強めの基調が続くことになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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