マイクロンが決算受け下落 需要縮小の兆候を示す=米国株個別

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2021年9月29日 22時56分

マイクロン<MU>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。しかし、第1四半期の売上高および1株利益の見通しが予想を下回ったことを市場は嫌気している模様。PCや携帯電話向けの旺盛な需要が縮小しつつある兆候を示した。

同社は「一部PC顧客の他の種類の半導体不足が影響しており、その不足が同社のメモリ需要への調整を引き起こしている」と説明。一方、パンデミック関連の支出が収益性を圧迫したことにも言及していた。

今回の決算を受け、目標株価を引き下げたアナリストも複数見られた。利益見通しが予想よりも悪く、少なくとも上半期は低調な環境が予想されると指摘。今回が底で、収益性の高い堅調な短期サイクルの中にあるのか、それとも長期的な景気後退の始まりなのかについて、投資家は今後、議論が必要になりそうだとも語っている。

(6-8月・第4四半期)

・1株利益(調整後):2.42ドル(予想:2.34ドル)

・売上高:82.7億ドル(予想:82.3億ドル)

・粗利益率(調整後):47.9%(予想:47.0%)

・営業キャッシュフロー:38.8億ドル(予想:40.5億ドル)

(9-11月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):2.00~2.20ドル(予想:2.56ドル)

・売上高:74.5~78.5億ドル(予想:85.7億ドル)

・粗利益率(調整後):46~48%

(NY時間09:41)

マイクロン<MU> 71.14(-1.96 -2.68%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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