<マ-ケット日報> 2021年10月6日

市況
2021年10月6日 16時25分

6日の市場は日経平均が8日続落。終値は前日比293円安の2万7528円で8月23日以来の安値となった。前日の米国株の反発で序盤は380円近く上げていたが、時間外取引の米国株が金利上昇を嫌気して値下がりしたことをきっかけにマイナスへ転じてしまった。世界的なエネルギー価格の上昇は国内にも波及しており、インフレを警戒する動きはしばらく続きそうな雰囲気だ。ただ、売り物は先物に集中しており、東証1部では値上がり銘柄の方が多いのが実情だ。

昨日の米国市場は景気指標の改善を好感してダウ平均は反発した。この日発表された9月のISM非製造業景況感指数が事前予想を上回り、サプライチェーンの混乱や人手不足の心配を多少なりとも打ち消した。一方、長期金利の上昇は続いており根強いインフレ懸念は解消されていない。原油先物(WTI)の上昇も続いており、世界的に資源・エネルギーが逼迫していることも上値を買いにくくさせている。相場はまだリバウンドの域を出ないであろう。

さて、東京市場は止まらない資源高や金利高を嫌気して本日も指数が下落する展開に。今晩の米株安を想定(先取り)して先物中心に売り込む投機的な動きも見受けられた。中国の不動産大手の問題が未解決で現状は急いで株を買う雰囲気ではない。日経平均はチャートで見ると下値2万7500円辺りの支持ゾーンに入ってきた。打診買いをしてもいい水準だが、一段の下振れも想定してここは対応したい。(ストック・データバンク 編集部)

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