東京株式(前引け)=反発、半導体などハイテク主力株買われる
19日前引けの日経平均株価は前営業日比187円58銭高の2万9213円04銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億772万株、売買代金概算は1兆2331億円。値上がり銘柄数は951、値下がり銘柄数は1114、変わらずは115銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でハイテク株比率が高いナスダック総合指数が4日続伸と上値追い基調を続けていることや外国為替市場でも円安が意識されるなか、半導体関連などハイテクセクターを中心に買いが優勢となった。ただ、日経平均2万9000円台前半では戻り売り圧力も意識され上げ幅は200円未満にとどまっている。買われている銘柄は売買代金上位の主力銘柄で、資源・石油関連やアフターコロナ関連などの内需株は売りに押されるものも目立ち、全体では値下がり銘柄数が値上がりを上回っている。売買代金も1兆2000億円台で盛り上がりを欠いた。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大きく買われ、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども上昇した。日本郵船<9101>など海運株も高い。ソフトバンクグループ<9984>も堅調。ベイカレント・コンサルティング<6532>が急速に切り返し、レノバ<9519>も物色人気。半面、村田製作所<6981>が冴えず、太陽誘電<6976>も軟調、JR東日本<9020>も値を下げた。シンプレクス・ホールディングス<4373>が大幅安、三井松島ホールディングス<1518>も大きく利食われた。