<動意株・25日>(前引け)=FIG、旭ダイヤ、ピクセル

材料
2021年10月25日 11時35分

FIG<4392>=大幅高で続伸。一時約8%高に買われ今年4月につけた年初来高値312円を約半年ぶりに更新した。モバイルクリエイトが石井工作研究所などと共同持ち株会社の形態で設立した会社だが、移動体通信システム開発のほか、半導体関連装置や半導体基板事業で高い実績を誇る。「半導体や医療機器向けなどにアーム付き移動型作業ロボットをオムロン<6645> と共同開発を完了しており、既に納入を始めている」(会社側)とし、今後の受注拡大が期待される状況にある。21年12月期は営業損益が5億円と前期の2億8400万円の赤字から急改善を果たす見込み。会社側計画はなお保守的で一段の上振れ余地も意識される。

旭ダイヤモンド工業<6140>=上値指向で700円台復帰目前。売上高の100%をダイヤモンド工具で占める文字通りの専業メーカーで、半導体シリコンウエハー向け研削工具などで受注を伸ばしている。22年3月期はトップラインが2ケタ増収を見込み、営業損益も前期の7億3200万円の赤字から11億9000万円の黒字に急改善が見込まれている。業績回復を背景に株主還元にも余念がなく、今期の年間配当は前期実績の6円から倍増の12円を計画。PBR0.7倍未満の株価はなお水準訂正余地をはらんでいる。

ピクセルカンパニーズ<2743>=急動意。前週末22日の取引終了後、ブロックチェーン及びAI製品の開発を行うXクリエーション(東京都千代田区)及びゲームコンテンツの開発・運営を行うマレーシアのTRICOA社と、NFT/ブロックチェーン技術を用いたゲーミングアプリケーションの提供に向けて基本合意したと発表したことが材料視されている。ピクセル子会社であるピクセルソリューションズは今年8月にXクリエーションとNFT/ブロックチェーンを活用したデジタル商材や関連サービスの企画・開発を目的とした基本合意書を締結し、NFT商材の共同開発体制や提供先についての検討を重ねてきたが、TRICOA社がオンラインカジノの運営開始に向けて準備していることから、NFTゲームの新たな市場の獲得が図れる機会であると判断したという。今回の基本合意締結により、今後ピクセルグループはXクリエーションと、TRICOA社への供給に向けたNFT/ブロックチェーンを用いたゲーミングアプリケーションの本格的な開発の検討を開始するとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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