新興市場銘柄ダイジェスト:三相電機は大幅に反発、FRONTEOが年初来高値

材料
2021年10月26日 15時35分

<6518> 三相電機 1155 +125

大幅に反発。22年3月期の営業利益を従来予想の5.60億円から7.40億円(前期実績3.85億円)に上方修正している。半導体製造装置メーカーの生産増強に伴い、半導体製造装置用ポンプの販売が当初想定を上回った。工作機械業界からのモーター受注も堅調に推移し、利益を押し上げる見通し。併せて期末配当を従来予想の22.00円から25.00円(前期末実績22.00円)に増額修正した。年間配当も同額。

<4055> ティアンドエス 4005 +235

大幅に4日ぶり反発。11月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えることで株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い定款を一部変更し、発行可能株式総数を600万株から1200万株に引き上げる。ティアンドエス株は18日に直近高値(4285円)を付けてから急落しており、下げ過ぎ感からの買い戻しも入っているようだ。

<4444> インフォネット 1232 +112

大幅に3日続伸。グループ会社のアイアクト(東京都中央区)がZendesk認定パートナーのエクレクト(東京都世田谷区)と共同開発した「Zendesk - Cogmo連携」の提供を開始したと発表している。Zendeskはチャット機能やFAQ構築機能を持つカスタマーサービス。アイアクトのAIチャットボット「Cogmo Attend」と連携することで、自動応答で対応しきれない質問に対してZendeskのFAQ記事の中から最適な記事の提示が可能になるという。

<2987> タスキ 2033 +106

大幅に4日ぶり反発。21年9月期の営業利益を従来予想の11.70億円から12.50億円(前期実績5.79億円)に上方修正したことが好感され、買いが集まっている。利益率の上昇とDX推進による営業費用削減で利益が押し上げられる見込み。また、期末配当を従来予想の30.00円から52.00円(前期末実績26.00円)に増額修正している。通期予想の上方修正を踏まえた措置。年間配当も同額となる。

<3423> エスイー 339 +25

大幅に反発。22年3月期の営業利益を従来予想の11.12億円から17.61億円(前期実績11.85億円)に上方修正している。落橋防止装置等橋梁耐震補強製品を中心に建設用資機材の製造・販売が好調に推移したため。また、新型コロナウイルスの感染拡大で移動制限などがあり、経費が抑制されたことも利益拡大に寄与する見通し。小幅減益から大幅増益見通しに転じたことがサプライズ視され、買いが入っているようだ。

<2158> FRONTEO 2553 +299

年初来高値。FRONTEOのAIを活用したeディスカバリ/デジタルフォレンジックプラットフォーム「KIBIT Automator」をマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で提供開始すると発表している。これによりクライアントが米国の民事訴訟や法規制調査に巻き込まれた際やコンプライアンス違反の調査・監査が必要となった際、短期間で証拠開示制度(ディスカバリ)対応を終えることが可能となるという。

《ST》

提供:フィスコ

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