ボーイングが下落 FCFの赤字は予想以下も、1株損益は予想以上の赤字=ダウ採用銘柄
ボーイング<BA>が下落しておりダウ平均を圧迫。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表。フリーキャッシュフロー(FCF)の赤字は5.07億ドルと予想以下だったものの、1株損益が予想以上の赤字だったほか、売上高も予想を下回った。FCFについては、737MAXの納入拡大や一時的な税効果が寄与した。
同社は第3四半期に新型宇宙船「スターライナー」の計画遅延に伴う会計上の費用1.85億ドルと、787ドリームライナーの製造上の問題に関連したコスト1.83億ドルを計上したことが重しとなった。また、787の生産低迷と修正で約10億ドルのコスト見込んでいる。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益:-0.60ドル(予想:-0.17ドル)
・売上高:152.8億ドル(予想:164.9億ドル)
商業:44.6億ドル(予想:53.0億ドル)
防衛・宇宙・セキュリティ:66.2億ドル(予想:69.2億ドル)
グローバルサービス:42.2億ドル(予想:39.6億ドル)
・FCF:-5.07億ドル(予想:-18.6億ドル)
・営業CF:-2.62億ドル(予想:-15.1億ドル)
・受注残:3670億ドル(前年比-6.6%)
(NY時間10:43)
ボーイング<BA> 206.73(-3.08 -1.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美