三社電機が3カ月ぶりの高値水準に上昇、大阪電装工業を子会社化
三社電機製作所<6882>が反発し、7月28日以来3カ月ぶりの高値水準である1096円まで上昇している。同社は27日取引終了後、産業用乾式変圧器の製造・販売を行う大阪電装工業(大阪市東淀川区)の発行済み全株式を取得し、子会社化すると発表しており、材料視されている。
株式取得は11月1日を予定し、取得価格は非公表。大阪電装工業は電源機器事業における中核の部材の仕入先で、子会社化後はコア部材の安定供給に加えて、変圧器生産のための原材料・部材の共同購買を行うこと、変圧器販売の販路拡大を進めることなどによるシナジー効果が見込めると判断したという。なお、業績に与える影響は軽微としている。