キャタピラーが決算受け上昇 需要増がサプライチェーン問題への懸念を上回る=ダウ採用銘柄

材料
2021年10月28日 23時17分

キャタピラー<CAT>が上昇しておりダウ平均をサポート。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率も予想を上回っている。建設機械の需要増がサプライチェーン問題への懸念を上回った格好。

同社のアンプルビーCEOは声明で「収益性の高い長期戦略を実行し続けながら、顧客にサービスを提供する際のサプライチェーン問題の軽減に取り組んでいる。第3四半期は3つの主要セグメントおよび、全ての地域で、それが売上高と利益の増加に反映した」と述べた。また、「コストの増加は主に、輸送を中心とした人件費と負担の増加、および製造と材料コストの増加を反映。ただ、コスト節約と製品保証費削減によってこれらは相殺された」とも語った。サプライチェーン問題については2022年も継続するとの見通しも示している。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):2.66ドル(予想:2.19ドル)

・売上高:124億ドル(予想:118.4億ドル)

機械・エネルギー・運輸:117.1億ドル(予想:118.4億ドル)

金融商品:6.90億ドル(予想:6.99億ドル)

・粗利益率(調整後):30.5%(予想:27.6%)

・営業利益:16.6億ドル(予想:14.4億ドル)

・研究開発費:4.27億ドル(予想:4.27億ドル)

(NY時間10:03)

キャタピラー<CAT> 201.80(+5.67 +2.89%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.