八洲電機---2Q増収、期末配当で創立75周年記念配当を発表

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2021年11月4日 15時33分

八洲電機<3153>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の245.07億円、営業損失が48百万円(前年同期は19百万円の損失)、経常利益が同49.2%減の23百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同106.0%増の9百万円となった。

プラント事業の売上高は前年同期比21.3%減の71.54億円、営業利益は同65.8%減の2.31億円となった。鉄鋼・非鉄分野では、鉄鋼分野における事業再編に伴う設備休止等の影響を受け、老朽設備の更新や生産効率向上を目的とした大型投資案件の減少により、売上高は低調に推移した。石油・化学・ガス分野では、化学・ガス分野における設備の維持・管理を目的とした工事案件等が計画通り進捗したが、石油分野での新型コロナウイルス感染症による国内需要の回復遅れや老朽設備改修工事の減少などもあり、売上高は低調に推移した。

産業・交通事業の売上高は同15.5%増の173.52億円、営業利益は同105.4%増の6.98億円となった。産業機器分野では、半導体不足や原材料高騰の影響はあるが、設備機械関連セットメーカーの生産量は増加し、国内製造業の設備投資も回復基調が続いており、売上高は堅調に推移した。一般産業分野では、医療・化学・精密関連における顧客の成長投資に向けた設備増強を背景に、大型の工事案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。空調設備分野では、情報通信分野向け特殊空調及び大口空調機納入案件が減少したが、理化学分野向け特殊空調工事及び新型コロナウイルス感染症対策用のクリーンエア製品が順調に進捗し、売上高は堅調に推移。交通分野でも、鉄道車両関連製品や受変電設備の更新が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の630.00億円、営業利益が同10.5%増の24.00億円、経常利益が同8.0%増の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の16.50億円とする期初計画を据え置いている。

また、創立75周年を記念して、2022年3月期の期末配当において、1株当たり2.00円の記念配当の実施を発表した。これにより、2022年3月期の年間配当金は、20.00円の普通配当に、2.00円の記念配当を加えて22.00円となる予定。

《ST》

提供:フィスコ

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