エアビーアンドビーが決算受け大幅高 デルタ株拡大も底堅さを裏付け=米国株個別
民泊を中心とした旅行サイト運営のエアビーアンドビー<ABNB>が大幅高。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)は予想外の黒字となった。デルタ株の感染拡大が制限をもたらしたものの、同社事業の底堅さが裏付けられた。
7-9月の宿泊・体験予約数について、同社は8月時点で感染再拡大を理由にパンデミック前の2019年の水準にはなお届かないとの見通しを示していたが、実際には、近場への旅行が増えたほか、柔軟な勤務形態を利用したより長期の滞在やより頻繁な宿泊予約も見られ、全般に競合他社より良好な結果となった。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.22ドル(予想:0.77ドル)
・売上高:22.4億ドル(予想:20.7億ドル)
・EBITDA(調整後):11億ドル(予想:8.17億ドル)
・総予約取扱高:119億ドル(予想:121.8億ドル)
・宿泊・体験:7970万ドル(予想:8080万ドル)
・FCF:5.18億ドル(予想:-1.30億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:13.9~14.8億ドル(予想:14.3億ドル)
(NY時間14:21)
エアビーアンドビー<ABNB> 199.46(+21.01 +11.77%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美