株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後はこう着ながらも底堅い値動きで推移
日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万9750円(+0.50%)前後で推移。寄り付きは2万9800円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9710円)を上回って始まり、一時2万9850円まで上昇幅を広げる場面がみられた。ただし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開のなかで上げ幅を縮め、前引け時には2万9700円をつけている。
先週末の米国市場の上昇を受けた買い一巡後はこう着ながらも底堅い値動きで推移している。7-9月期の国内総生産(GDP)速報値では2四半期ぶりのマイナス成長となったことが神経質にさせている面もありそうだが、想定されていた値動きであろう。東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数は拮抗しており、方向感は出ていない。また、指数インパクトの大きいところでは、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>がけん引する一方で、ファーストリテイリング<9983>は指数の重荷となるなど、リバランス中心の売買とみられる。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.47倍まで低下する場面もみられたが、その後は14.54倍に上昇しており、NTロングを想定したスプレッド狙いのスタンスは継続となろう。
株探ニュース