タメニー---2Qは2ケタ増収、婚活事業が堅調に推移

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2021年11月17日 9時25分

タメニー<6181>は15日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比64.6%増の28.01億円、営業損失が2.15億円(前年同期は14.39億円の損失)、経常損失が2.88億円(同13.76億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.16億円(同13.76億円の損失)となった。

婚活事業の売上高は前年同期比3.7%増の13.31億円、営業利益は同6,957.3%増の3.93億円となった。結婚相談所で徹底した効率化を推進し、入会意欲が減退する緊急事態宣言下では戦略的な広告抑制等で利益確保に努めた。併せて、サービス品質向上も推進し、AI婚活マッチングシステムやマッチングプールの強化拡充を図った。また、婚活パーティーでは顧客動向に合わせ従来型と新たな婚活パーティーの開催比率を調整し期初計画通りの進捗となった。この他、婚活事業では前期に決定した拠点統廃合及び小規模化の全工程が完了し、収益性も大幅に向上した。

カジュアルウエディング事業の売上高は前年同期比316.2%増の12.55億円、営業損失は1.29億円(前年同期は7.54億円の損失)となった。スマ婚シリーズ(主として挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー)で一定程度施行が回復するとともに、LUMINOUS(フォトウェディング)では6月にオープンした新スタジオの施行も本格化した。なお、今後の収益拡大に向けては、少人数挙式を中心としたプロダクト強化に加え、高品質なフォトウェディングの強みを生かした新規サービスの企画開発を進めた。

テック事業の売上高は前年同期比20.6%減の0.69億円、営業利益は同85.5%減の0.05億円となった。コネクトシップ(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム)で利用事業者、利用会員数、お見合い成立件数のすべてが増加し、期初の収益ポイントの見直しも相まって収益が拡大した。また、オンライン婚活では前期に投入した婚活アプリの認知拡大や婚活事業と連携した顧客獲得施策を推進した。なお、前第3四半期にエン婚活エージェントに対して同社婚活サービスの運営受託事業を譲渡したこと、婚活アプリが先行投資フェーズであることから減収減益となった。

ライフスタイル事業の売上高は前年同期比91.4%増の0.35億円、営業利益は0.04億円(前年同期は0.23億円の損失)となった。保険販売で送客体制の強化やオンラインを活用した提供エリアの拡大、営業力や商品力の強化拡充施策で収益が拡大した。なお、取扱商品は、9月より生命保険に加えて損害保険の販売を開始し、今後は少額短期保険の販売も予定している。また、金融や不動産等の販売では、引き続き金融商品仲介業者や中古・リノベーション不動産を取り扱う企業との相互送客に向けた関係構築に努めた。

法人・自治体向け事業の売上高は前年同期比1,135.9%増の1.20億円、営業利益は0.07億円(前年同期は0.41億円の損失)となった。企業イベントのプロデュースで新商品投入や集客チャネル強化で成約が拡大し、8月以降は施行が本格化した。また、地方自治体向け婚活支援では、AIを活用した婚活支援システム「parms」の導入、婚活支援センター運営・各種イベント・セミナーの受託が複数決定した。

2022年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比29.4%増(前回予想比28.4%減)の57.30億円、営業損失が1.60億円(同5.10億円減)、経常損失が2.30億円(同4.90億円減)、親会社株主に帰属する当期純損失が2.50億円(同4.90億円減)としており、下半期の親会社株主に帰属する四半期純利益は黒字化の見込み。

《ST》

提供:フィスコ

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