ニチコンが反発、ワイヤレスでメンテナンスフリーのIoTアクセスポイントとエッジ端末システムを開発
ニチコン<6996>が反発している。同社は16日、リコー電子デバイス(大阪府池田市)と環境発電を活用したワイヤレスでかつ10年程度メンテナンスが不要なIoTアクセスポイント及びエッジ端末システムを開発したと発表しており、これが好感されている。
同システムは、環境発電と2次電池で動作可能な圧力、湿度、温度、ガス(有機溶剤、アルコールなど)が検出できる環境センサーと傾斜や振動の測定が可能なモーションセンサーを搭載した、メンテナンスフリーのエッジ端末と、エッジ端末との間で見通し200メートルの通信が可能なアクセスポイントからなるIoTシステム。環境発電またはマイクロ波による充電が可能であれば、屋外室内を問わず配線レスですぐに設置が完了し、多彩な環境データに加えてセンサーが設置された物体の動きの情報が収集でき、倉庫の商品管理のほか、災害・工事など仮設現場での使用が期待されている。