味の素に強気評価、国内有力証券は目標株価3800円に引き上げ
味の素<2802>に強気評価が出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17日、同社株のレーティングを「オーバーウエイト」で継続し、目標株価は3500円から3800円に引き上げた。上期決算で確認できた電子材料とバイオファーマサービスの成長加速、調味料・食品事業で直面する原材料高を打ち返す姿勢を評価している。特に海外調味料事業を中心とする原燃料コストの増加は値上げでカバーする見込みであり、下期からは販促活動の再開とともに海外調味料のトップラインも回復に転じると予想している。同証券では22年3月期の連結事業利益を従来予想の1230億円から前期比10.5%増の1250億円(会社予想1200億円)、23年3月期の同利益を1330億円から1370億円へそれぞれ増額修正している。