バイオジェンとエーザイの認知症薬、米保険大手が適用否定
バイオジェン<BIIB>とエーザイが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」について、米大手保険会社は保険適用には有効性などに関するさらに多くの証拠が必要だとの見方を示した。ブルームバーグによる保険大手へのアンケート調査で明らかとなった。
保険大手25社のうち、年間5万6000ドルの同薬を「医療上の必要性が高い」と判断した会社はゼロだった。回答した企業の多くはアデュヘルムを実験的とみなしており、一部はまだ評価中だとした。保険各社は、有効性や副作用に関する不確実性を保険適用否定の理由に挙げている。
両社が画期的治療薬と位置づける高額なアデュヘルムは、販売が停滞している。