新興市場銘柄ダイジェスト:ジーダット、中京医薬がストップ高

材料
2021年11月29日 15時44分

QDレーザ<6613> 803 -133

一時ストップ安。第三者割当で新株予約権計4万5800個(潜在株式数458万株)を発行すると開示している。調達資金の約50.06億円(差引手取概算額)は結晶成長装置などの生産能力増強(30.00億円)のほか、M&A・資本業務提携資金(16.06億円)などに充てる。発行済株式総数(3483万0380株)に対する潜在株式数の比率が13.1%に達するため、将来的な株式価値の希薄化懸念から売りが膨らんでいるようだ。

<4558> 中京医薬 366 +80

ストップ高。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン型」が見つかったことを受け、関連銘柄の一角として投資資金が流入している。報道によると欧米でも感染例が報告されており、日米欧の主要7カ国(G7)は29日に緊急の保健相会合を開くことを決めた。感染が拡大すれば、中京医薬品が手掛けるマスクや消毒液など衛生用品の需要が増加するとの思惑から買いが集まっているようだ。

<3841> ジーダット 1600 +300

ストップ高。パワーデバイス向けのチップレイアウト自動生成ツール「PowerGenerator」を開発し、12月末に販売を開始すると発表している。デンソー<6902>がテスト運用した結果、従来1週間強を要していたチップレイアウトの設計が約30分以内で完了した。従来から販売しているパワーデバイスの高速/高精度電源解析ツールと組み合わせることで、短期間でレイアウト設計から特性確認までが可能になるとしている。

<2195> アミタHD 4145 +700

ストップ高。12月31日(実質的には30日)を基準日として1株につき5株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の更なる拡大、株主数の増加を図ることが目的。株式分割に伴い、発行可能株式総数を240万株から1200万株に引き上げる。気配値が節目の4000円を上回ったことも投資家の先高期待を強めているようだ。

<6548> 旅工房 1010 -67

大幅に8日続落。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかったことを受け、旅行関連企業の業績改善が遅れるとの見方から売られている。報道によると、欧州に加えてオーストラリアでも感染者が確認された。各国はアフリカ南部からの入国を制限する措置を決め、日本も27日から南アや周辺国など計6カ国を対象に水際対策を強化した。HANATOUR JAPAN<6561>やベストワンドットコム<6577>なども売り優勢となっている。

<4889> レナサイエンス 934 +57

大幅に続伸。ニプロ<8086>と糖尿病治療での最適なインスリン投与量を算出するAIアルゴリズムを搭載した医療機器システムの開発で共同研究契約を締結すると発表している。両社で新規医療機器システムの共同開発と事業化の可能性を検討する。レナサイエンスはニプロから共同研究費として0.10億円を受領する。レナサイエンスは現在、東北大学と共同でインスリン製剤の投与単位を予測する研究・開発を進めている。

《ST》

提供:フィスコ

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