NY株式:NYダウ320ドル安、オミクロン株やFOMCを警戒

市況
2021年12月14日 7時00分

米国株式市場は反落。ダウ平均は320.04ドル安の35650.95ドル、ナスダックは217.32ポイント安の15413.28で取引を終了した。新型コロナのオミクロン変異株を巡り英国で初の死者が報告され感染を抑制する規制強化も懸念されるなど、感染拡大で回復鈍化懸念が再燃し寄り付き後、下落。また、連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和縮小ペースを加速する可能性も警戒され、終日軟調に推移した。セクター別では医薬品・バイオテクが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。

製薬会社のファイザー(PFE)は、新型コロナワクチン需要の増加期待に加え、バイオのアリーナ・ファーマシューティカルズ(ARNA)と買収で合意したと発表し上昇した。アリーナ・ファーマシューティカルズ(ARNA)も大幅上昇。オートバイメーカーのハーレーダビッドソン(HOG)は電動バイク部門を分割し、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じてニューヨーク証券取引所に上場すると発表し上昇した。電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)は同社製EVピックアップトラック「R1T」が2022年の「モータートレンド・トラック・オブ・ザ・イヤー」に選出されたことが好感され上昇。一方で、航空会社のデルタ(DAL)、ユナイテッド(UAL)やオンライン旅行会社のブッキング・ホールディングス(BKNG)、エクスぺディア・グループ(EXPE)は、世界の行動規制強化で需要が低迷するとの懸念に、軒並み売られた。

ジョンズ・ホプキンズ大は、国内の新型コロナ感染者数が累計5000万人を突破したと発表した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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