本日注目すべき【好決算】銘柄 AB&C、キヤノン、ギフト (15日大引け後 発表分)

注目
2021年12月16日 7時01分

15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

AB&C <9251>   ★今期最終は47%増で2期連続最高益、28円で初配当へ

◆21年10月期の連結最終利益は前の期比61.1%増の9.4億円に伸びて着地。続く22年10月期も前期比47.0%増の13.8億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期の店舗数は直営美容室が約20店、フランチャイズ店が約130店の純増を計画。積極出店効果に加え、新型コロナワクチン接種の進展で来店客数も回復し、23.4%の大幅増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は21年11月上場来初となる28.07円にする方針とした。

ブラス <2424>   ★非開示だった今期経常は57%増で5期ぶり最高益更新へ

◆非開示だった22年7月期の業績予想(非連結)は経常利益が前期比57.2%増の8億円に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示した。新型コロナワクチンの接種率が上昇するなか、挙式・披露宴実施組数が回復し、22.2%の増収を見込む。

ロードスター <3482> [東証M]  ★今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の49.9億円→52.9億円に5.9%上方修正。増益率が19.9%増→26.9%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コーポレートファンディング事業の採算が想定以上に向上することに加え、アセットマネジメント事業における大型案件受注で受託資産残高が拡大したことが上振れの要因。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の29円→32円(前期は24.5円)に増額修正した。

BBタワー <3776> [JQ]  ★今期経常を一転黒字に上方修正

◆21年12月期の連結経常損益を従来予想の9000万円の赤字→4億2000万円の黒字(前期は5億3000万円の黒字)に上方修正した。売上原価と販管費が想定を下回ることに加え、投資事業組合運用益3.7億円を計上することが利益を押し上げる。

シイエヌエス <4076> [東証M]  ★上期経常を42%上方修正

◆22年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→3.4億円に41.9%上方修正した。デジタル革新推進事業とシステム基盤事業が想定以上に好調だったことが寄与。若手エンジニアの即戦力化に伴う受注案件の増加に加え、販管費を抑制したことも上振れに貢献した。

キヤノン <7751>   ★今期期末配当を10円増額修正

◆21年12月期の期末配当を従来計画の45円→55円(前年同期は40円)に増額修正した。予想以上に好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。年間配当は100円(前期は80円)となる。

ギフト <9279>   ★今期経常は14%増で2期連続最高益、5円増配へ

◆21年10月期の連結経常利益は前の期比3.4倍の17.4億円に急拡大して着地。続く22年10月期も前期比14.4%増の20億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新型コロナワクチンの接種率が高まるなか、国内直営店の既存店売上高が前期比14.1%増と回復するほか、国内直営店35店、プロデュース店48店の出店を計画し、26.2%の増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比5円増の25円に増配する方針とした。

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