三井物が頑強な値動き、原油価格の上昇と自社株買い発表をポジティブ視
三井物産<8031>が全般軟調地合いのなかで頑強な値動きをみせている。前日にWTI原油先物価格が1ドル51セント高の1バレル=72ドル38セントと大幅続伸したが、資源開発関連事業を手掛ける総合商社は原油市況の上昇による収益メリットが期待される業態で、株価にはポジティブ材料として働く。また、同社は16日取引終了後、発行済み株式数の1.8%にあたる3000万株、500億円を上限とする自社株買いの実施を発表(買い付け期間は12月17日から22年3月24日まで)しており、これも株価の下支え材料となっている。