東京株式(前引け)=続落、商い薄のなか手掛かり材料難で上値重い
27日前引けの日経平均株価は前営業日比71円47銭安の2万8711円12銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は3億7926万株、売買代金概算は8443億円。値上がり銘柄数は601、対して値下がり銘柄数は1455、変わらずは127銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場が休場となるなか買い手掛かり材料に事欠き主力株を中心にやや売りに押される展開となった。海外投資家の参戦が限られていることで全体商いも低調、2万8000円台後半は戻り売り圧力も意識され上値の重い展開を強いられている。前場の売買代金は8400億円と1兆円を大きく下回った。値下がり銘柄数は1400を上回り、東証1部全体の3分の2を占めた。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。ニトリホールディングス<9843>が大きく値を下げ、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。キーエンス<6861>も安い。象印マホービン<7965>、テスホールディングス<5074>が大幅安、EduLab<4427>は値下がり率トップに売り込まれた。半面、東京エレクトロン<8035>が大きく買い優勢となったほか、ソニーグループ<6758>もしっかり。神戸物産<3038>も上昇した。アトラグループ<6029>はストップ高に買われ、イソライト工業<5358>も続急騰。