<マ-ケット日報> 2022年1月25日

市況
2022年1月25日 16時26分

25日の市場は日経平均が反落。終値は前日比457円安の2万7131円だった。株価水準は昨年8月20日以来の低水準。前日の米国株は目先の下げ過ぎから自立反発に転じたが、日経平均は昨日にある程度それを先取りしていたため、FRBの利上げ前倒し懸念やウクライナ情勢の緊迫化を受け、改めて売られる展開となった。下値2万7000円を一時的に割り込んだが終値では回復しており、とりあえずそこが心理的な支えである点は変わらないだろう。

昨日の米国市場は急落後に持ち直してダウ平均は7日ぶりに反発した。FRBの利上げ前倒し懸念やウクライナ情勢の軍事的警戒感から売りが先行し、ダウ平均は一時1115ドルも下げる急落商状に。今晩からのFOMCで利上げが3月にも始まるとの懸念が浮上している。一方、直前まで6日続落していたため、この日の下げはさすがに行き過ぎとの見方もあり午後から急速に買い戻される展開。大引けにはプラス圏に浮上し目先的な底入れ感を出している。

さて、東京市場は本日も荒い値動きとなり日経平均は一時2万7000円を割り込む展開に。新型コロナ、米インフレ警戒に加え、ウクライナ問題という新たな地政学リスクが加わった。一方、日銀がETFの買い入れをするとの観測からやや持ち直したが、時間外取引の米株先物が軟調に推移するなどまだアク抜けには遠い状態となっている。明日も2万7000円の攻防が続くかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)

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