川本産業に投資資金が再攻勢、買い残減少とオミクロン株の感染加速受け一時19%高
川本産業<3604>が全般軟調地合いに抗して5日ぶり急反騰、一時19%高と値を飛ばし、東証2部市場で値上がり率トップとなる場面があった。同社はガーゼなどの医療用衛生材の最大手でマスクやアルコール消毒液を製造していることから、新型コロナウイルスのオミクロン株対策関連株として注目度が高まり、年初からわずか1週間あまりで株価を倍化させた経緯がある。1月中旬以降は信用取引の増し担保規制の発動などもあって急速な調整を強いられたが、足もとで信用買い残の整理進捗が進んでいることが確認され、投資資金が再攻勢をかけている。オミクロン株は世界的な感染拡大が加速しており、世界保健機関(WHO)は25日、世界の新型コロナ感染者数が23日までの1週間で過去最多の2136万人に上ったと発表しており、その感染スピードの速さに警戒が高まっている。