株価指数先物【昼のコメント】 ナイトセッションの安値水準を割り込むとヘッジの動きが強まり、一時2万6150円まで急落

市況
2022年1月27日 12時13分

日経225先物は11時30分時点、前日比700円安の2万6310円(-2.59%)前後で推移。寄り付きは2万7060円とシカゴ日経平均先物清算値(2万6920円)を上回って始まり、その後2万7170円まで上昇した。ただし、朝方こそ堅調だった米株先物が下落に転じたほか、取引終了後に決算を発表したテラダイン<TER>が時間外で20%を超える下落となるなか、売り圧力が強まった。現物の寄り付き直後に2万7000円を割り込むと、前場半ばにはナイトセッションの安値水準まで下落。さらにこれを割り込んだことでヘッジの動きが強まり、前引けにかけて2万6300円を割り込んだ。

日経225先物は反発して始まったものの、テラダインが時間外で急落したことが、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体株への売りにつながった。急ピッチの下落に対する反動は意識されるものの、米株先物はNYダウ先物が380ドル、ナスダック100先物は210ポイント安程度で推移するなか、戻り売りスタンスになろう。

なお、前引けのTOPIXの下落率は1.98%だった。2.0%を超える下落にはならなかったため、日銀のETF買い入れは期待しづらいところだ。ただし、日経225先物はランチタイムで2万6150円まで下落した後は2万6350円辺りで下げ渋る動きを見せており、ETF買い入れの思惑につながりそうだ。

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