アドテストは1万円大台復帰、先端半導体向け需要増勢で収益チャンス高まる
アドバンテスト<6857>が大幅高で3連騰、フシ目の1万円大台復帰を果たした。半導体テスター(試験装置)のトップメーカーでDRAM用では世界首位の商品競争力を誇る。高性能コンピューター向けで先端半導体需要が旺盛となっており、半導体に求められる性能が高まるのに伴い試験に要する時間も長くなっている。それに比例する形で同社のテスターに対する引き合いが強まっている。また、同社はシステムレベルテストも行うが、これも先端半導体需要の増勢を背景に追い風が強い。22年3月期の営業利益は従来予想の1050億円から1150億円(前期比63%増)に上方修正していることも評価材料だ。なお、きょうは東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>など他の半導体製造装置の主力株も総じて続伸歩調にある。