住友重機械工業---3Qも2ケタ増収増益、各セグメントが順調に推移

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2022年2月1日 11時16分

住友重機械工業<6302>は1月31日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.5%増の6,811.08億円、営業利益が同21.5%増の441.46億円、経常利益が同27.7%増の428.71億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.2%増の283.08億円となった。

メカトロニクス部門の受注高は前年同期比47%増の1,465億円、売上高は同21%増の1,176億円、営業利益は同109%増の48億円となった。国内や欧米で中小型の減・変速機やロボット用精密減速機、モータの需要が増加し、受注、売上、営業利益ともに増加した。

インダストリアルマシナリー部門の受注高は前年同期比58%増の1,992億円、売上高は同11%増の1,637億円、営業利益は同1%増の132億円となった。プラスチック加工機械事業は、中国の電気電子関連や欧州での需要増加により、受注、売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、半導体関連の需要が増加したことから受注は増加したが、半導体関連の受注残が前年に比べ減少したことから売上、営業利益ともに減少した。

ロジスティックス&コンストラクション部門の受注高は前年同期比50%増の2,979億円、売上高は同18%増の2,491億円、営業利益は同16%増の133億円となった。油圧ショベル事業は、国内市場が堅調であったことや北米地区の需要が増加したことから、受注、売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、建設用クレーン事業が、国内や北米地区の需要が回復してきたことから、受注、売上、営業利益ともに増加したが、運搬機械事業は、造船や鉄鋼関連の需要回復が遅れていることから、受注、売上、営業利益ともに減少した。

エネルギー&ライフライン部門の受注高は前年同期比6%増の1,415億円、売上高は同5%増の1,463億円、営業利益は同35%増の111億円となった。エネルギープラント事業は、バイオマス発電設備の大型案件を受注したことなどから受注は増加し、受注残があったことから売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、受注は増加したが、売上は減少し、営業利益は前年並みとなった。

その他部門の受注高は前年同期比9%増の47億円、売上高は同1%増の45億円、営業利益は同37%増の18億円となった。

2022年3月期通期については、売上高が前期比11.9%増の9,500.00億円、営業利益が同16.9%増の600.00億円、経常利益が同15.0%増の570.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.0%増の340.00億円とする、2021年10月29日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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