ナノキャリアは4日ぶり反発、「VB-111」臨床試験の症例登録完了
ナノキャリア<4571>は4日ぶり反発。きょう午後1時ごろ、同社が国内開発を担当している遺伝子治療薬「VB-111」の国際共同第3相臨床試験(OVAL試験)について、症例登録が完了したことを導入元のVBLセラピューティクス(イスラエル)が明らかにしたと発表、これが材料視されているようだ。
またVBL社は、2021年末までに無作為化された370例について、独立データモニタリング委員会(DSMC)による非盲検データのレビューが行われ、満場一致で試験の継続が推奨されたこともあわせて発表したという。ナノキャリアでは、同件による22年3月期業績への影響はないが、国内の製造販売承認申請までの加速化に取り組み、国内販売を通じた収益化を見込むとしている。