ダイナパックが反落、未定としていた22年12月期業績予想は実質減益へ
ダイナパック<3947>が反落し昨年来安値を更新している。8日の取引終了後、未定としていた22年12月期連結業績予想について、売上高565億円、営業利益10億円、純利益10億円を見込み、期末配当予想を前期と同じ50円を予定すると発表したことが嫌気されている。
段ボールの主原材料である段ボール原紙について、製紙各社が前年末から相次いで値上げを表明しており、同社も製品価格の改定を表明していたが、資材価格及び製品価格の見通しができず、合理的な算定が困難であるとして業績予想を未定としていた。今回、資材及び製品価格の動向の見通しができたとして予想を発表したが、会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、21年12月期営業利益12億1700万円から減益見通しとなることが嫌気されている。