中国機のパイロット、急降下開始後に応答せず=米国株個別
前日に発生した中国東方航空のボーイング737-800型機の墜落事故で、中国の航空管制官が複数回にわたりパイロットに呼び掛けたものの応答がなかった。中国民用航空局(CAAC)が明らかにした。
CAACは、墜落機は急降下を始めて3分後の現地時間21日午後2時23分にレーダーから消えたと説明。生存者は見つかっていないという。現在の情報からでは、事故原因について中国当局は明確な判断ができずにいるという。
専門家からは急降下は不可解とのコメントも出ている。ある種の誤作動や操縦士のミスのほか、幾つかの原因が重なったケースなど、多くのシナリオが考えられるという。他のジェット機と同様に、737-800型機は通常なら急降下しないように設計されており、操縦士の極端な操縦もしくは極めて異例な機能不全でなければ、そうなる可能性は低いという。
きょうのボーイング<BA>株は買い戻されている。
(NY時間14:19)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美