HCSHDは冴えない、22年3月期業績は営業利益が計画上振れも織り込み済み
HCSホールディングス<4200>が冴えない。2日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、営業利益が3億9000万円から4億1300万円(前の期比13.2%増)へ、純利益が2億6100万円から3億4400万円(同65.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したが、織り込み済みとの見方が強い。
情報サービス事業やERP事業で案件の立ち上がりの遅れや規模縮小などがあり、売上高は50億5400万円から47億7900万円(同0.4%増)へ下振れた。ただ、高収益案件を受注したことや、テレワークなどの在宅需要の増加を背景にデジタルマーケティング事業の受注が引き続き好調だったことが利益を押し上げた。また、持ち分法適用関連会社であるラバブルマーケティンググループ<9254>の上場に伴う第三者割当増資により、持ち分変動利益を計上したことも寄与した。