ソニーGが5日ぶり反発、23年3月期は営業減益予想も2500万株を上限とする自社株買いを好感

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2022年5月11日 9時19分

ソニーグループ<6758>が5日ぶりに反発している。10日の取引終了後、上限を2500万株(発行済み株数の2.02%)、または2000億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は22年5月11日から23年5月10日までで、資本効率の向上と経営環境に応じた資本政策遂行の一環として実施するとしている。

同時に23年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高11兆4000億円(前期比14.9%増)、営業利益1兆1600億円(同3.5%減)、純利益8300億円(同5.9%減)を見込む。また、配当予想は中間配当を前年同期比5円増の35円を予定し、期末配当予想は未定(前年同期35円)としている。

今期は、ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野でゲームハードウェアとソフトウェアの売り上げ増加を見込むほか、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)分野でモバイル機器向けイメージセンサーの販売増と製品ミックスの改善を見込む。このほか金融分野でも大幅増益を見込むものの、ゲームソフトの開発費が増加するほか、前期に買収を発表した米バンジーなどの買収に伴う費用を約440億円計上することなどが利益を圧迫する見通しで、前期にヒット作に恵まれた映画事業でも減益を見込む。

なお、同時に発表した22年3月期決算は、売上高9兆9215億円(前の期比10.3%増)、営業利益1兆2023億円(同25.9%増)、純利益8821億7800万円(同14.3%減)だった。

出所:MINKABU PRESS

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