ミアヘルサホールディングス---22年3月期の売上高は195.10億円、保育事業が業績に寄与

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2022年5月16日 15時50分

ミアヘルサホールディングス<7129>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が195.10億円、営業利益が1.86億円、経常利益が1.89億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.91億円となった。2021年10月1日に単独株式移転により設立されたため、前期増減率は記載していない。また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当年度の期首から適用しており、2022年3月期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。

医薬事業の売上高は前年同期比0.6%増の87.84億円、セグメント利益は同1.7%減の5.59億円となった。当年度において、2店舗を出店、1店舗の閉鎖を実施した。業績については、新型コロナウイルス感染症の影響が継続しているが、既存店舗の処方箋枚数も回復傾向にあり、新規出店効果も併せて前年同期比105.5%となった。一方、処方箋単価については、2021年4月に実施された薬価改定の影響に加え、処方箋枚数の回復とともに長期処方が減少し低下したが、「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実、後発医薬品調剤体制加算の強化及び、「在宅医療業務」等への取り組みを強化し、技術料の加算獲得に努めた。また、新規薬局開設のための先行コストが生じた。なお、当年度末における調剤薬局店舗数は、41店舗(前年度末比1店舗増)となった。

介護事業の売上高は同5.3%増の34.08億円、セグメント利益は同83.5%減の0.24億円となった。当年度において、3事業所の新規開設と、1事業所(通所介護事業所)を事業運営の効率化を図る目的で、近隣事業所との統廃合を実施した。また、2021年10月20日付でライフサポートをグループ会社化し、介護事業所5事業所がグループに加わった。業績については、新規開設事業所及びグループ会社化したライフサポートの介護事業所の業績が寄与し増収となった。一方、新型コロナウイルス感染症の影響から、感染予防の観点で一部利用者の利用の自粛等により、通所介護事業所を中心に利用者が減少したほか、新規事業所の開設のための先行コストが生じ、利益面では厳しい状況で推移した。なお、当年度末における介護事業所数・施設数は、68事業所(前年度末比7事業所増)となった。

保育事業の売上高は同63.3%増の64.12億円、セグメント利益は同1.7%増の3.61億円となった。当年度において、ミアヘルサにて認可保育園3園の開園及び、公立保育園の指定管理を受託した。また、ライフサポートをグループ会社化し、認可保育園11園、東京都認証保育園13園、学童クラブ等26ヵ所がミアヘルサグループに加わった。業績については、2020年4月及び、2021年4月に開設した認可保育園の園児数が増加した事に加え、グループ会社化したライフサポートの認可保育園等の園児数が業績に寄与した。なお、当年度末における運営事業所数は、79事業所(前年度末比49事業所増)となった。

その他(食品事業)の売上高は同5.3%増の9.04億円、セグメント利益は同7.8%増の0.39億円となった。学校給食部門において、給食回数が回復、前年より増加したほか、新規取引先の拡充に努めた。また、同社グループがフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)の業績も、宅配食ニーズの持続を背景に堅調に推移した。

2023年3月期通期については、売上高が前期比17.4%増の229.10億円、営業利益が同120.0%増の4.10億円、経常利益が同118.4%増の4.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.3%増の3.45億円を見込んでいる。

《SI》

提供:フィスコ

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