東京株式(前引け)=続伸、買い一巡後はアジア株横目に伸び悩む

市況
2022年5月23日 11時44分

23日前引けの日経平均株価は前営業日比132円98銭高の2万6872円01銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億6697万株、売買代金概算は1兆3958億円。値上がり銘柄数は1292、対して値下がり銘柄数は472、変わらずは73銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広く買いが先行して始まり日経平均株価は続伸となったが、買い一巡後は上値が重くなり前場後半は上げ幅を縮小する展開となった。前週末の米国株市場でNYダウが一時600ドル強の下げから終盤盛り返し小幅ながらプラス圏で引けたことで、足もとリスク選好ムードに。ただ、寄り後に買いが一巡すると2万7000円台では戻り売りの厚さが意識され、目先筋の利益確定売りの動きが顕在化した。アジア株市場が冴えない動きとなっていることが上値を重くしている。ただ、個別では全体の7割の銘柄が上昇している。

個別では川崎汽船<9107>が大商いで上昇、東京海上ホールディングス<8766>も買い人気が集中し急速に株価水準を切り上げた。任天堂<7974>、オリエンタルランド<4661>も高い。スターティアホールディングス<3393>が値上がり率首位に買われたほか、高周波熱錬<5976>も大幅高、ラクーンホールディングス<3031>も値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が冴えない動きとなり、三菱重工業<7011>も利食われた。東邦チタニウム<5727>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>の下げが目立つ。ダブル・スコープ<6619>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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