<動意株・30日>(前引け)=カルナバイオ、ライトアップ、フリージア
カルナバイオサイエンス<4572>=大幅高で3日続伸。午前10時30分ごろ、イブルチニブ耐性の血液がんを治療標的として開発を進めている次世代型BTK阻害剤AS-1763について、米国食品医薬品局(FDA)から、臨床試験開始を承認する旨の通知を受領したと発表しており、これが好材料視されている。第1b相臨床試験の最初の被験者への投与は22年下期中を予定。なお、同件による22年12月期業績への影響はないとしている。
ライトアップ<6580>=大幅反発。この日の寄り前、東京都千代田区に補助金・助成金自動診断システム「Jシステム」をOEM提供し、5月にスタートしたと発表したことが材料視されている。同システムを活用することで、区内の事業者は自社の状況に適した公的支援制度をインターネットで容易に探すことができ、必要に応じて申請サポートを提供する環境が実現する。同社では今後、「Jシステム」を通じて区内企業の支援を共同で実施するという。
フリージア・マクロス<6343>=動意。低位株物色の波に乗る形で目先投資マネーの流入が活発化し、上値追い態勢を強めている。現在、同社の主力部門となっている住宅工事が収益に貢献し、業績は回復色を強めている。同社が前週末27日取引終了後に発表した22年3月期決算は、営業利益が前の期比38%増の11億200万円と大幅な伸びを示した。これを手掛かり材料に買いを呼び込んでいる。株式需給面でも昨年夏場に急増した信用買い残の整理が進捗しており、直近データでは70万株台まで減少していることで上値が軽くなっている。
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